競技麻雀サークル☆一向聴の春の祭典……UC杯。
麻雀の成績がよくても、優勝できるとは限らない、他では類を見ない大会ルールも今ではすっかりおなじみになりました。しかし、今回の大会はいつもと違うことが一つあります。東日本大震災のチャリティ麻雀大会であるということです(大会に参加していただくと、その参加費の一部が震災義援金になります)。その趣旨に賛同してくれたのが、サークル内外から集まった総勢21人の麻雀愛好家。そして、今年もこの参加者によってたくさんのドラマが生まれたのです。
この大会最大の特徴は、ミリオンスロットという得点を決定するツール。麻雀の成績によって倍率が決まり、その後スロットを叩いて出た目×倍率が得点になります。ただし、出目によっては人から得点を横取りできたり、自分の得点が全部パァになったり……。今年もこのスロットに、参加者一同翻弄され続けました。そのドラマの一端を紹介しましょう。
1. 200萬乱発事件。
スロットの出目としては最高額の200萬。過去6回大会をしていますが、通算でたった3回しか出ていない超レアな出目です(確率1%)。ところが、今大会だけでなぜか3回も出てしまいました……。超大盤振る舞いな大会になりましたね。ただ、これを出したからと言って優勝できる訳じゃないんですよね^^;
2. 破産&1萬乱発事件。
ゲストのHさん。午後からの参加に関わらず、麻雀の成績はなかなかのもの(2連続トップから始まり、その後もかなりの好成績)。しかし、スロットには全く縁がなかったようで、破産、破産、1萬、そしてまた破産……ToT。ただ、大会を盛り上げてくれたのは誰もが認めるところ。見事、今大会のMVPに選ばれました。おめでとうございます!
3. 最後まで大混戦事件。
前述したとおり、スロットの中には他の人の得点を横取りする出目もあるため、ぶっちぎりの1位になったからと言って全く安心できないのがこの大会。最終ゲームは横取りが出まくり、1回スロットを叩くたびにトップが入れ替わる超大混戦。その嵐のような最終ゲームが終わったときに、その時点でトップだったのは、無冠の帝王、こばっち! ついにこばっち戴冠! 優勝、おめでとう!
……で、打ち上げして、本来ならこれで大会は終わるのですが、今年はあと一つ、大切な仕事が残っています。参加者に協力していただいた義援金を、しかるべき場所へ送ること。5/16、代表がたまたま仕事が休みでしたので、地元群馬でお世話になっている上毛新聞社へ、みなさまからお預かりした義援金を届けてきました。聞くと、早速明日の新聞にサークル名が載るとのこと。ぜひチェックしてみてください(写真は上毛新聞の社屋と義援金の領収書です)。
……群馬の競技麻雀サークルとして、被災者の皆さんにお手伝いできることはなにかまだまだ模索中ですが、今年に限って言えば、今後の大会は全てチャリティでもいいのではないかと感じています。原発の問題もあり、東日本の復興には非常に長い時間がかかることは明白です。一日も早い復興を願っております。以上、報告でした。
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