○ 競技規定は、基本ルールと評価ルールからなる。競技会開催者は競技開始前に、以下のそれぞれから一つずつルールを選択し、競技者全体に周知する。このときの競技規定名は、ルール名の頭文字をつなげたものとする(A-1ルールなど)。
●基本ルールとして、AルールとBルールを定める。
●評価ルールとして、1ルールと2ルールを定める。
○ 対局者は4人、東南回しの半荘戦
○ 場ゾロ2飜を付け、常時1飜縛り (二翻縛りなし)
○ 食いタン、先ヅケあり (食いピンフなし)
○ 一発、裏ドラ・槓ドラ・槓裏ドラなし
○ 三万点持ちの三万点返し
○ 箱割れなし (持ち点がマイナスになった場合、トップ者より一万点単位で借りる)
○ 西入なし (トップ者が同点の場合は頭ハネ)
○ 流し満貫、ダブル役満、数え役満なし
○ 和了リ役は、別頁参照
○ 点数表は、別頁参照
○ 和了者は1局に1人 (複数人出た場合は全て頭ハネ)
○ 和了点は和了者が申告し他三家の確認を得る
○ 一度完了した後の得失点の変更は一切認められない
○ 同順内のアガリ牌の選択はできない。自分のツモを1回経ること
○ 30符6翻、60符5翻は、切り上げ満貫としない
○ 副露された平和形の和了リは30符として計算する
○ 七対子は25符2翻
○ 連風牌の雀頭は4符計算
○ 最終局の全ての供託点棒は、トップ者が受け取る
○ 和了点は必ず、最も高い点に計算する
○ 各種役満の特例は認めない
○ オーラス親の和了り辞めなし
○ 途中流局は一切なし
○ 親がアガった場合、流局時に親がテンパイの場合は、連荘となる
○ 子がアガった場合、流局時に親がノーテンの場合は、輪荘となり親は次に移る
○ 南4局で連荘がない場合、その半荘は終了となる
○ 連荘および、流局による輪荘の場合、1本場として、100点棒を積む
○ 積み棒は一本につき、300点とする
○ ノーテン罰符は、場に3,000点 (形式テンパイ有り)
○ リーチは打牌の前に宣言する (打牌完了後は認めない)
○ リーチは、リーチ宣言牌に対してロンがなければ成立する
○ リーチ料は1000点
○ リーチの取り消しはできない
○ 自分のツモ番がない場合、リーチはかけられない
○ フリテンリーチは認めるが、ツモアガりのみ有効
○ リーチ後のアガリ選択有り、以後フリテン扱い
○ ノーテンリーチは流局チョンボ
○ 空テンリーチあり
○ オープンリーチなし
○ 原則として発声優先 (同時の場合、ロンは全てに、ポン・カンはチーに優先する)
○ 発声の有無が不明な場合その行為は無効とする
○ 打牌に一切の制限なし(食い換え、食い直しあり)
○ 河底牌に対してポン・チーは出来ない
○ 槓は4枚の牌を全て見せてから行う
○ 明槓の嶺上開花は責任払いとしない(嶺上開花によるアガりは全てツモアガり)
○ 槓は1局につき4つまで。5つ目の槓は出来ない
○ リーチ後の暗槓は出来ない
○ 海底牌をツモった後は槓をすることは出来ない
○ 王牌は常に14枚残す
○ 包の適応役は大三元、四喜和
大三元=3種目の三元牌を鳴かせた場合
四喜和=4種目の風牌を鳴かせた場合
○ ツモアガリは責任払い。出アガリは放銃者との折半払い (積み棒は放銃者負担)
<チョンボ>
○ チョンボの罰符は荘家、散家を問わず9000点とする
○ チョンボが発生した局はノーゲームとなり、本場も増えず同じ親でやり直し
(この局に出されたリーチ棒は出した本人に戻る)
○ チョンボと和了が同時に発生した場合には和了を優先とする
○ チョンボが複数同時に発生した場合には、それぞれを罰の対象とする
○ チョンボは以下に定める事項を例とする
1.和了を宣言し手牌を公開したが、正当ではなかった場合
2.和了宣言者が他家の確認を受ける前に手牌を崩して和了の正否を不明 にした場合
3.故意・過失を問わず、自分もしくは他家の手牌を倒したり、壁牌を崩して、
ゲームの続行を不可能にした場合
4.ノーテンリーチをかけて流局した場合
5.和了放棄にも関わらず禁止行為をした場合
<和了放棄>
○ 和了放棄となった場合は
カン、ポン、チー、リーチの権利も同時に失い、ノーテン扱いとなる
○ 和了放棄は以下に定める事項を例とする
1.多牌または少牌をしている場合
2.間違えてロンやツモと発声し、倒牌前に取り消した場合
3.先ヅモ、及び正当でないツモをした場合
4.1度切った牌の入れ替え行為をしてしまった場合
5.ポン、チー、カンを間違えた(誤副露)まま打牌を完了した場合
・打牌完了後、発覚した時点で和了放棄
・打牌完了前に、気付いた場合は罰符として1000点を供託し続行
6.指示牌を取り忘れた場合
7.他家の手牌及び壁牌を覗いた場合
8.自分のツモ番が無いにも関わらず立直を発声してしまった場合
<その他>
○ 空ポン、空カン、空チーをした場合は、罰符として1000点を供託し続行
・この場合、和了の権利は有する
○ その他、問題が発生した場合は審判の裁定に従う
・第三者の審判が付いていない場合は、
競技者全員が審判の権利を有するものとし審理する
Aルール | Bルール | |
一発役 | なし | あり |
裏ドラ | なし | あり |
槓ドラ | なし | あり(即乗り) |
槓裏ドラ | なし | あり |
立直後の暗槓 | なし | あり (面子構成が変わらないこと) |
喰い替え | あり | なし |
順位のみを評価する
1位 | +15 |
2位 | +7 |
3位 | +3 |
4位 | +1 |
ただし、素点が0点未満で対局を終了した場合は、着順にかかわらず評価を-5とする。
浮沈の人数と順位を評価する。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | |
1人浮き | +30 | -10 | -10 | -10 |
2人浮き | +10 | +5 | -5 | -10 |
3人浮き | +4 | +2 | +1 | -7 |
ただし、素点が0点未満で対局を終了した場合は、着順にかかわらず評価に-10を加える。
○大会等で、この規定以外にルールを付け加える必要がある場合、または臨時にルールを変更する場合は、それを明文化して周知を徹底することとする。
○この規定は2010年2月の規定である。今後必要がある場合は、運営委員会での協議により、規定の内容を変更することがある